【 PCR 検査 の品質 ~安価な検査と高価な検査の違い~ 】

最近では、 PCR検査 と 抗原検査 , 抗体検査 の違いは、ネットで検索すればすぐに出てきますが、 PCR 検査 の品質については、ネットを検索しても出てこない場合がほとんどですので、ここでは PCR 検査 の品質に言及したいと思います。

まず、 PCR 検査 を行っている機関は下記の通り、大きく4つに分けられます。

・都道府県や保健所などの 行政機関
・風邪や病気をした時に行く 保険診療 を行う 医療機関(当院はここに当てはまります)
・本来は 自由診療 のみを行う 美容クリニック 等(ビジネス目的で参入し、テレビCM等を実施しているケース)
・それ以外の本来医療とは全く関わりのない企業(例: WI-FIを提供する企業、美容機器を販売する企業、建設会社等)

さて、ここで 「 医療機関 でなくても PCR検査 が行えるの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

現に、 PCR 検査 については、規制や品質を担保するルールはなく、
厚生労働省のHPにも、「唾液を用いたPCR検査・抗原定量検査であれば、医師が関与しない民間の検査機関で実施することは妨げられません」という記載があり、厚労省としても苦しい立場がにじみ出ています。

さらに、 PCR 検査 の中には、当院のような 保険診療 を行う 医療機関 が検査会社にお支払いする 費用 よりもはるかに 安い 金額 で受けられるものが大半を占めています。しかしながら、その検査品質については確認できる方法がありません。

その為、 PCR 検査 を受ける方が品質を見極める必要があります。
その際に役立つ知識として、「 試薬の種類 」と「 Ct値 (シーティーち)」があります。

【 試薬 】とは、その名前の通り、試験に使う薬のことです。試薬によって検査の感度(病気にかかっている人を正しくその病気である(陽性)と診断できるかどうかという確率のこと)が決まってきます。
※感度の”高い”検査で「陰性」と出れば、感染している確率は極めて低いということになります。
※逆に感度の”低い”検査で「陰性」と出ても、感染している(偽陰性)の確率が高いということになります。

【 Ct値 】とは、 PCR 検査 は唾液や鼻腔や口腔内に存在するウィルス遺伝子断片の特定部位を取り出して、それを倍々に増幅していく中でウィルス量を推定する検査です。この増幅する数を Ct値 と呼びます。このCt値の設定次第では、結果が正確でない場合があります。Ct値を低く設定すると、ウィルス量が微量であった場合、「陰性」と判定されてしまいます。

当院では、 PCR検査 を実施する以上、「品質が担保され」、「陽性患者様には適切な対応が取られる」ことが感染拡大防止には最も重要だと考えています。その為、当院では「法律に基づく行政からの検査機関認定」「ISO認定」「CLIA認定」「アメリカ病理 学会認定」を受けている検査機関に依頼をしており、世界基準で非常に感度の高い、FDA(米国の厚生労働省)より認可されている Roche Diagnostics 社の「Cobas SARS-CoV-2」という【 試薬 】を使用しています。
また、【 Ct値 】は「40」に設定されています。

また当院では、有症状の感染疑いの方や濃厚接触者、海外渡航目的の方まで幅広く対応させて頂いております。
今後も、行政と連携し、必要な方には 保険診療 ( 公費 )でのPCR検査も実施させて頂きます。

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