アニサキスとは寄生虫の一種で、長さ2-3㎝の半透明の太い糸のような形をしています。
アニサキスの幼虫はサバ、アジ、イワシ、サンマ、カツオ、イカなどの魚介類の内臓表面に主に寄生しています。
アニサキス食中毒
アニサキスとは
アニサキス食中毒の原因
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を、生の状態や冷凍・加熱が不十分な状態で食べることで胃の中に入ります。
胃に入ったアニサキス幼虫が胃壁や腸壁を刺すことでアニサキス食中毒となります。
アニサキス食中毒の症状
食後数時間後から各症状が現れます。
- みぞおち辺りの激しい痛み
- 胃が差し込むような強い痛み
- 吐き気
- 嘔吐
- 激しい下腹部痛
- アナフィラキシーショック(稀ですが、生魚を食べて数時間後に腹痛などの症状を感じた場合はすみやかに医療機関を受診しましょう)
- 蕁麻疹
アニサキス食中毒の検査・治療
アニサキス食中毒が疑われる場合には、緊急で胃カメラを行い、アニサキスが確認できた場合にはその場で除去します。胃カメラで直接アニサキスを取り出せば、速やかに痛みが治まります。