大腸の入口にある盲腸に、5-10CM程度の突起物を虫垂といいます。
この虫垂に炎症が起きているのが急性虫垂炎で盲腸と呼ばれています。盲腸はまずみぞおちあたりが痛くなり、時間が経過すると右下腹部に痛みが移動します。
急性虫垂炎(盲腸)
虫垂とは
急性虫垂炎の原因
虫垂がねじれる、虫垂内部に便や粘液がつまるなどで血行が悪くなり、そこに大腸菌などの腸内細菌やウイルスが侵入して発症すると考えられています。
虫垂の内腔に、異物や固まった便が詰まることで生じることもあります。また、暴飲暴食や過労、不規則な生活、便秘、胃腸炎などが誘因となることもあります。
急性虫垂炎の症状
- 胃のむかつき
- みぞおちの痛み
- 右下腹部の痛み
- 発熱
急性虫垂炎の検査・治療
触診、血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査などを実施し、それらの結果から総合的に判断します。
治療には、軽度であれば抗生剤による薬物治療、中度・重度の場合には手術となる場合があります。