感染性胃腸炎

感染性胃腸炎に多いウイルス

感染性胃腸炎で多いのはロタウイルスとノロウイルスの感染です。
これらのウイルスが水や食べ物を通し、感染することで胃が炎症を起こします。下痢が続くため、高齢者や乳幼児は特に脱水症状に注意しなければなりません。

感染性胃腸炎の原因

ウイルスや細菌の感染によるものです。

ロタウイルス

2〜3月にかけて流行し、乳幼児や子どもに感染が多くみられるウイルスです。
他の感染性胃腸炎にくらべ、下痢や嘔吐の症状がはげしいことが多く、入院が必要となる場合があります。
大人でも感染はしますが、軽症ですんだり発症しなかったりする場合が多いようです。治っても再び感染することもありますが、二度目はほとんどが軽症です。

ノロウイルス

主に冬に流行し、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に感染します。
ノロウイルスは感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染・発症します。一度かかっても何度も感染することがあります。

アデノウイルス
アデノウイルスにより胃腸炎を発症すると、では1〜2週間以上も下痢が続き、ウイルスの排出期間に時間がかかります。そのため、感染者に接触した後の手洗いが大切です。 アデノウイルスはアルコールや石けんが効きにくく、次亜塩素ナトリウムによる消毒が有効と言われています。

感染性胃腸炎の症状

  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発熱
  • のどの痛み

感染性胃腸炎の治療

治療薬はなくウイルスが体外に排出されるのを待つしかありません。水分と栄養の補給を十分に行い、安静を保つことが大切です。

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