消化管に炎症が起こる病気の総称を「炎症性腸疾患」といいます。潰瘍性大腸炎もこの一つで、大腸粘膜の炎症によって、潰瘍やびらんなどが生じる病気です。
薬物治療が中心となりますが、治療法は未だ確立されておらず治療が難しい難病として認定されています。
難病というと命に関わる、日常生活が送れないというイメージがありますが、潰瘍性大腸炎はただちに命に関わる病気ではありません。
難病に指定されている病気の中には、原因不明であるということの他に、国が支援して原因や病態を解明し、治療体系を確立しようという狙いがあるためです。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎は原因不明の慢性の病気です。
潰瘍性大腸炎の症状
- 吐き気
- 下痢
- 血便
- 腹痛
- 貧血
- 体重減少
潰瘍性大腸炎の検査・治療
問診により、症状の詳しい内容や症状が出始めた時期などを伺ったうえで、大腸カメラ検査を行います。
大腸カメラ検査では、潰瘍性大腸炎特有のびらんや腫瘍を確認でき、疑わしい部位が見つかった場合は、病理検査をします。
治療は薬物療法を中心に炎症を鎮める治療を行います。
潰瘍性大腸炎は適切な治療で症状をうまく抑えることで、普段と変わらない生活を送ることが可能です。