もともと胃がんはストレスや喫煙、食生活が大きく関係していると思われてきましたが、実は「ピロリ菌」という強い胃酸の環境下にも生息できる菌が原因であることが分かりました。
ピロリ菌を除菌せずに放っておくと、慢性的な炎症が続き、胃潰瘍や胃がんに発展する場合があります。
胃がん
胃がんとピロリ菌の関係
胃がんの原因
長期にわたる胃炎などの胃の中の環境悪化、刺激により発症します。胃の中の環境悪化には、塩分の多い食生活や過度な飲酒、喫煙、ストレス、過労があげられます。
またピロリ菌の保菌によりそのリスクは高まります。
胃がんの症状
- 吐き気
- 嘔吐
- 胸のむかつき
- 血便
- 下血
- 腹痛
- 食欲不振
胃がんは初期症状がほとんどなく、進行している場合でも症状がほとんどないこともあります。しかし、早期に発見できればほぼ完治が見込める病でもあります。
胃がんの検査・治療
先端にカメラが付いた内視鏡スコープを口や鼻から挿入して、食道や胃・十二指腸を直接観察していきます。胃カメラ検査にかかる所要時間は約10分程度です。検査時に疑わしい部位があれば、一部を採取し病理検査を行います。
治療には薬物療法や胃の一部を切除する手術などが行われます。