びらんとは粘膜が欠損し、粘膜中心部が白い苔のようになり、さらに周りが赤い炎症を起こしている状態です。
傷が浅い場合には「びらん」と呼ばれ、深い傷の場合は「潰瘍」となります。
胃潰瘍
胃潰瘍と胃びらんの違い
胃潰瘍の原因
ピロリ菌の感染、解熱薬、ストレス、細菌・ウイルス感染、暴飲暴食やアルコールなどにより、胃酸やたんぱく質を分解するペプシンの働きが強まり、胃の内壁が消化されてしまう為です。
胃潰瘍の症状
- 血便
- 貧血
- 胸やけ
- げっぷ
- 空腹時のみぞおちの痛み
- 胃もたれ
- 食欲不振
胃潰瘍の検査・治療
胃の状態を調べるためにバリウム検査や胃カメラが用いられます。
ピロリ菌が原因の場合もある為、ピロリ菌の検査も行い、除菌をします。
治療は薬物療法が主で、胃酸の分泌を抑制する薬や、胃の粘膜を保護する薬を使用します。