大腸カメラ検査

こんな症状ありませんか?

  • 便通異常(下痢や便秘)を長期間繰り返す
  • お腹の不調が長期間続いている
  • 便が急に細長くなった
  • 血便・下血が出た
  • 粘膜のようなものが付着した便が出た
  • 排便後に拭いたティッシュに血が付いていた
  • 通勤時や緊張するとお腹を下す事がよくある
  • 便潜血検査で陽性と診断された
  • 家族に大腸がんを発症した方がいる
  • 便潜血検査で陽性と指摘されたがその後の精密検査をまだ受けていない
  • 以前大腸ポリープを切除した経験がある
  • 40歳以上で大腸内視鏡検査を受けた事がない方

下部内視鏡検査
(大腸カメラ検査)とは

上部内視鏡検査

大腸カメラ検査では、先端にカメラが付いた内視鏡スコープを肛門から挿入して、大腸内を直接観察していきます。大腸カメラ検査にかかる所要時間は約15分程度です。大腸カメラ検査では大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)や過敏性腸症候群などの病気の診断が可能です。

大腸カメラ検査はお腹が張って苦しい検査であると思われる事が多い検査ですが、患者様のご負担軽減を一番に考え、当院では快適に大腸カメラ検査を受けて頂ける為の様々な工夫をスタッフ一同協力して行っています。是非最後までお読みください。

40歳を過ぎたら大腸カメラ検査を

近年のがん統計結果より、男女合計の癌の発症部位別の罹患数1位は大腸がんであり、最近20年間で大腸がんによる死亡数が1.5倍に増加した事も報告されました。

大腸がんは発症早期のうちに診断・治療を実施する事が出来ると、ほぼ100%近くの方が根治治療を実施する事ができます。しかし、大腸がんの怖い所は初期の自覚症状を感じにくい事です。「お腹が痛い」、「血便がでた」、「便通異常(便秘や下痢)」などの自覚症状を感じた頃には進行した大腸がんへと成長していくので、発見時期が遅くなる事で根治治療が難しくなります。

大腸がんは発症初期の段階で発見できるかどうかが非常に大切です。なので、発症リスクが高まる40歳以上になられましたら大腸カメラ検査を定期的に受診して下さい。また、健康診断で実施する便潜血検査も大腸がんの発見において重要な検査です。
毎年便潜血検査をお受け下さい。
また、潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸憩室炎、虫垂炎などの病気も大腸カメラ検査で観察する事ができます。
これらの病気も早期発見、早期治療を行う必要があります。皆様が健康に過ごされる為にも、定期的に大腸カメラ検査をお受け下さい。

当院の大腸カメラ検査の特徴

鎮静剤・鎮痛剤を使用した苦しくない検査

当院では大腸カメラ検査時に苦痛に感じる事がないように、検査中は鎮静剤を使っております。鎮静剤を使用する事で眠った状態で大腸カメラ検査を受ける事が出来ますので、検査もあっという間に感じられます。検査後は休憩スペースを設けているのでそちらで休憩してからご帰宅頂きます。

鎮静剤を使用する事のメリットは検査を受ける患者様だけではありません。検査を担当する医師にとってもメリットがあります。鎮静剤を使用する事で検査を受ける患者様はリラックスした状態で検査を受けられるので、検査中に力まれる事がないので消化管の運動がゆっくりとなります。

消化管の運動が遅くなる事で消化管内を隈なく観察する事が出来るので、微小な大腸がんの見落としリスクも低下していきます。

富士フィルム社の最新内視鏡スコープを導入

富士フィルム社の最新内視鏡スコープを導入

当院では富士フィルム社の最新内視鏡スコープを導入しています。
近年では研究開発が進み、内視鏡スコープの拡大率も大幅に改良されています。微小な大腸がんも見落とす事無く発見する事ができますので、検査の質が大幅に向上しました。

院内に下剤服用スペースを完備

院内に下剤服用スペースを完備

大腸カメラ検査では腸管内を綺麗にする為に、下剤を約2L服用して頂きます。
検査当日の朝にご自宅で下剤を服用してから、クリニックまで来院される間で便意が催さないか不安になられる方も多くいらっしゃいます。特に初めて大腸カメラ検査を受ける方は下剤の飲み方がわからないなどのお声も多く頂きます。

皆様のその不安を取り除くために院内での下剤服用スペースを設けておりますのでご希望される方はご相談下さい。下剤服用スペースは1日1名までとなります。

日帰りでの大腸ポリープ切除

日帰りでの大腸ポリープ切除

大腸ポリープを放置しておくと大腸がんになる事があります。
よって、検査中に切除する必要がある大腸ポリープを発見した場合は、その場で切除致します。
また、大腸ポリープのサイズが大きい、又は切除後の出血リスクが高いと予想される場合は、近くの内視鏡治療の出来る総合病院を紹介させて頂く事もあります。

土曜日や平日の午後も大腸カメラ検査を実施

当院では平日忙しい方でも大腸カメラ検査を受けて頂けるように、土曜日も検査の枠を設けております。また午前中忙しい方でも大腸カメラ検査を受けて頂けるように、午後も検査の枠を設けております。
大腸がんは40歳を過ぎた頃から発症リスクが上昇していきます。
働く世代の皆様のご健康を守る為にも是非、土曜日や平日の午後の大腸カメラ検査もご活用下さい。

感染症に配慮した安心できる大腸カメラ検査

感染症に配慮した安心できる大腸カメラ検査

当院では、処置具を全てオートクレーブという機器でしっかり滅菌しております。
学会が定めているガイドラインに沿った消毒衛生管理を実施していますので、ご安心して大腸カメラ検査を受診して頂けます。

患者様のお好きな下剤をお選びいただけます

患者様のお好きな下剤をお選びいただけます

当院では下剤を複数種類取り揃えています。下剤はそれぞれで味が異なりますので、ご自身のお好みの下剤をお飲み頂けるようにしております。検査を受けるのであれば皆さんがお好きな下剤で快適に検査を受けて頂きたく思います。

大腸カメラ検査で診られる病気

大腸カメラ検査では下部消化管(大腸、肛門)の異常を直接観察する事が出来ます。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の発症原因はまだ明確となっていませんが、ストレスや不安などの精神的な要因が原因となっていると考えられています。
「下痢や便秘を繰り返す」「腹痛が長期間続く」「通勤時や緊張するとお腹を下す」などの症状がみられる際は過敏性腸症候群の疑いがあります。

大腸がん

大腸粘膜上で発症するがんであり、「腹痛」「便通異常(下痢や便秘)」「血便や下血」などの症状を引き起こします。食の欧米化など様々な要因もあり大腸がんによる死亡者数は近年増加傾向です。
ただ、厄介なことに初期の大腸がんは無症状のことが多いです。40歳を過ぎると大腸がん発症リスクが上昇しますので、40歳を過ぎましたら一度大腸カメラ検査をお受け下さい。
また健康診断で実施される便潜血検査も大腸がんの早期発見には有効です。便潜血検査も毎年受診して下さい。

潰瘍性大腸炎

大腸粘膜上で炎症を起こし「腹痛」「血便(粘血便)」「下痢」を発症します。潰瘍性大腸炎は国が指定する難病ですが、近年潰瘍性大腸炎の患者数は増加傾向にあります。
症状がみられた際は大腸カメラ検査で大腸内を直接観察する必要があります。

大腸カメラ検査の流れ

STEP.01事前診察

事前診察

大腸カメラを受診される前に事前に外来受診が必要となります。
普段のお薬はお飲みいただいて構いませんが、休薬となるお薬(血をさらさらにするお薬)もあります。外来受診時に医師までご相談下さい。事前の外来受診時にお食事説明等も行います。

STEP.02検査前日

検査前日

検査前日はうどんやお粥などの消化の良い食べ物を食べて下さい。また、夜9時までには夕食をお召し上がり下さい。

お飲み物はお水、お茶やスポーツドリンクなどのお飲み物を摂取し、就寝前に指定の下剤を服用して下さい。

STEP.03検査当日の朝

検査当日の朝

検査当日の朝は下剤を服用し、腸管内を綺麗にして頂きます。下剤と共にお水やお茶などの透明なお飲み物もお飲み下さい。透明な便となったら腸管内の洗浄は終了となりますので、当院までお越し下さい。

検査当日は受付で診察券と大腸カメラ検査の同意書をご提出して頂きますので、お時間に余裕をもってお越し下さい。

STEP.04検査後

検査後

検査後は撮影した消化管内の画像を見せつつ、検査結果を説明します。
大腸ポリープを切除した場合は、病理組織の診断には時間が掛かりますので、再度当院までお越し頂きます。

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