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逆流性食道炎

2022.04.16
  • #のど・食道のつかえ感
  • #食欲不振・体重減少
  • #食道の疾患

逆流性食道炎とは

胃酸や、消化される途中の飲食物が胃から食道に逆流し、食道の粘膜を傷つけ炎症を起こしている状態です。

胃の機能が低下している高齢者や妊婦、胃の手術を受けた人によくみられますが、若い人でも「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」が弛むことで胃酸が逆流し、逆流性食道炎となります。

 

逆流性食道炎の原因

下部食道括約筋(食道と胃の境目にある筋肉で、胃の内容物が食道に逆流しないように働く)が弛むことで胃酸や食べたものが逆流しやすくなります。

また、胃の部分切除や胃炎・胃潰瘍などの病気により胃の運動機能が低下している場合や、加齢や妊娠により胃の運動機能が低下し、逆流を起こすことがあります。

普段の食生活の中でも胃の運動機能を低下されるものとしては、高脂肪食、飲酒、チョコレート、コーヒー、炭酸飲料、柑橘類などがあります。

 

逆流性食道炎の症状

  • 胸やけ
  • 胸がむかむかする
  • げっぷ
  • 胃酸や食べたものが上がってくる
  • 胃もたれ
  • のどの痛み
  • 声がかれる

 

逆流性食道炎の検査・治療

逆流性食道炎はバリウム検査では診断できず、胃カメラで食道の粘膜を直接観察し、炎症の程度を分類します。

 

逆流性食道炎の治療には薬物療法を用います。胃酸の分泌を抑制する薬や、胃の蠕動(ぜんどう)運動を改善する薬を使用します。

症状が治まってきても勝手に薬の使用を控えたりはせず、服用を続けたほうが良いか、中止しても良いか医師に判断を仰ぎましょう。

また、薬物療法で治っても何度も逆流性食道炎を繰り返してしまう為、食生活から根本的に見直すことが大切です。

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